頑固な汚れ掃除の味方!<br>強アルカリ水 コラム

頑固な汚れ掃除の味方 強アルカリ水

頑固な汚れ掃除の味方!
強アルカリ水

毎日のお掃除での日常をイメージしてください。

お風呂のカビやトイレなどの様々な場所に洗剤をシュシュっとします。

でも、冷蔵庫内や電子レンジ、食器棚など、食べ物を扱う場所にはあまり洗剤を使いたくない。小さなお子さんやペットがいるご家庭はなおさらです。

そういう場所でも使えるのが「強アルカリ水」です。

今回はそんな強アルカリ水について解説します。




強アルカリ水とは


別名:アルカリ電解水といわれる、水100%で出来ているアルカリ性の洗浄液のことです。

水は電気を流すと酸性とアルカリ性に分かれる性質があります。
この性質を利用し、アルカリ性側の水を取り出したものがアルカリ電解水です。

ここで、

アルカリ性ってどんな性質があるんだっけ?

と感じた方に、簡単にアルカリ性について解説しますね♪


液体の性質の強さを測かりたい時は、pH(ペーハー)という指標を用います。

そして、pH6~8が中性。それよりも小さいpH6未満を酸性、pH8以上をアルカリ性と呼んでいます。

アルカリ性の中でもpH11未満を「弱アルカリ性」、pH11以上を「強アルカリ性」と更に2つに分けることができます。

pHが大きいほうがアルカリ性が強くなり、洗浄力も強くなります。
強アルカリ水は、pH12~13で洗浄力が、かなり高いものです。


そんな強アルカリ水のスゴイところは?


・酸性の汚れに強い
・除菌ができる
・水からできていて安全


以上の3点が特徴となります。



酸性の汚れに強い

アルカリ性の洗浄液が落とすことのできる汚れは、中和することができる酸性の汚れです。

酸性の汚れで身近なものでは
・油汚れ
・食べこぼし
・手アカや皮脂
・血液
・湯アカ

というものがあります。

日常生活で気になる汚れには酸性のものが非常に多いです。強アルカリ水はこれらの汚れを落とすのにとても適しています。



除菌ができる

除菌に使えるアルカリ性の値はpH12以上といわれています。

強アルカリ水はpH12〜pH13程度となりますので、除菌にも適しているのです。

食中毒の原因になるO−157サルモネラ菌などを除去し、60秒でノロウィルスを不活性化することができます。

黄色ブドウ球菌には効果が薄いので、万能ではないですが、一般的には十分ではないでしょうか?



安全

もともと水100%から作られた洗剤なので、とても安全性が高いです。

界面活性剤などの化学物質入りの洗剤を使った場合、拭き残しで成分が残ったままの状態だと身体に害を与える可能性があります。

一方、強アルカリ水は水で出来ているため乾くと何も残りませんので、子供やペットがいるご家庭や食べ物を扱う場所の掃除にも使えます。

また、二度拭きが不要なのでテーブルや床などの広い面を掃除するときにとても楽ですね。


更に強アルカリ水には、消臭効果もあるのでゴミ箱に吹きかければ臭いを防ぐことができます。

ちなみに筆者ではペットを飼っているのですが、糞やおしっこ掃除に活用しています!

また、たばこのヤニも強アルカリ水を吹き付けるだけで溶けて流れますので壁にスプレーして拭き取ることができます。



強アルカリ水の使えない場所


ただ、強アルカリ水は使えない箇所もあります。

当たり前ですが、水に濡れると困るものは向いていません。

また、車のシートなどの皮製品に塗布していまうと、シミになって残ってしまうので注意が必要です。

漆器・皮革類・銅製品・シルク・ニス塗りの家具・宝石類

このような製品に使うことができません。

また、メガネやスマホなどのコーティング面に使用する際にはpH値の調整(水にて希釈)が必要なので、注意してください。

取り扱いでの注意



洗浄力と安全性は、スゴイですが使用上の注意もあります。


手荒れに注意

手アカ・皮脂を落とすことのできる強アルカリ水が手に付着すると肌荒れの原因になります。使う時はゴム手袋使用をお勧めします。
また、掃除した後の湿った状態は、強アルカリ性の性質が残っているので乾くまで素手で触らないようにしましょう。



目に入らないようにする

強アルカリ水は水100%で出来ていますが洗浄液なので、目に入ると危険です。

万が一入ってしまった場合は速やかに水道水で洗い流してください。


頑固な汚れを落とせて、化学洗剤よりも安全性の高い“強アルカリ水”、おうちのお掃除に役立ててみてはいかがでしょうか?



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